げんまけんたろうの視点「一隅を照らす」

2015年12月号 vol.11

この人に会いたい!株式会社ありがとう代表黒柳誠さん!

2015年12月30日 13:08 by gemmakentaro
今月の「この人に会いたい!」は、浜松市内で昭和食堂、フジヤマ55などの飲食店を経営されている株式会社ありがとうの黒柳誠社長です。

実は私と黒柳社長は浜松青年会議所で一緒に理事を務めた仲です。理事会では隣の席でした。バイタリティー溢れる黒柳社長にたっぷりお話を伺ってきました。
 
 
黒柳誠さん プロフィール
生年月日:1976年09月28日
出身地:静岡県 浜松市
出身校:静岡県立二俣高等学校 座右の銘、
好きな言葉:知覚動考(ちかくどうこう)、ともかくうごこう  
 
 

社名「ありがとう」に込めた思い

源馬 今日はお忙しいところありがとうございます。改まってですが、今日は色々お話聞かせてください。

黒柳 こちらこそありがとうございます。青年会議所だけじゃなく、いつもいろんな所でお会いしてるからなんだか変な感じですね。

源馬 本当ですね(笑)。でも、僕自身もじっくり黒柳社長の想いなんかを聞いたことがなかったので、今日はじっくり聞かせてください。

黒柳 ぜひよろしくお願いします。

源馬 それでは早速ですが会社について教えてください。株式会社ありがとうという社名は目を引く名前ですよね。

黒柳 そうですね。もともと荒れていたというか、遊んでばっかりだった自分が段々周りから取り残されていくように感じた時、初めて仕事に身を入れるようになりました。本当に、どうしようもない悪ガキだったと思います(笑)。それから道徳だったり社会貢献について学ぶようになり、結局全て人とのつながりが大事だなと考えるようになりました。
それまでは仕事もお金のためとしか考えていなかったんですけどね。人にどうしたら喜んでもらえるだろうか、お客さんをどうしたら満足させられるだろうか、そういうことに特に関心を持ったんですね。それで独立して起業するときに、「ありがとう」という言葉をつけようと、自然に思いました。

源馬 今では「黒ちゃんといえばありがとう」というようにとても浸透していますよね。起業するまでも飲食店の店長などをしていたそうですが、人とのつながりやお客さんの満足という意味でなにかエピソードなどはありますか?

黒柳 そうですね。居酒屋の店長をしているとき、ある時お客さんの財布に目が止まってしまったんです。お財布って、ものすごくその人が出るじゃないですか。綺麗に整頓されていたり、長く使ってあるんだなという財布だったり、レシートがたくさん入っていたりとか…。
あるお客様がレジで会計をしてくださるとき、長く使っているだろうお財布が見えて、「皆さんお客さんにとって大切なお金で飲みに来てくださっている、自分は果たしてこの方に満足してもらえるような接客ができたんだろうか」って。自然と「ありがとうございます」という気持ちで胸がいっぱいになりました。

源馬 なるほど、そういうことだったんですね。

子供が地域の宝

 
源馬 事業の他にも、いろいろな社会貢献活動に力を入れていらっしゃいますよね。今やっている主な取り組みについて教えてください。

黒柳 今は源馬さんにも協力していただいている「未来授業」に力を入れています。浜松市内の中学校でボランティアの大人が子供たちに仕事の中身について語るという事業です。学校側にも生徒さんにもとても好評で、これまで20校で開催させていただき、ボランティアで参加してくれる大人も200人を超えました。源馬さんも3回ほど参加してくれてますよね。

源馬 そう、参加させていただいています。毎回中学生の子供達にどうやったら政治家の仕事をわかってもらえるか、夢を追い続けることの大切さをどう伝えられるか、頭を悩ませながら参加しているので、かえって僕が学ばせてもらっている気がします。

黒柳 その他に、東日本大震災直後から続けている被災地支援、最近では就職を間近に控えた大学生たちと就活居酒屋なんかも始めたいと思っています。

源馬 相変わらずのバイタリティーと発想力ですね!被災地支援のきっかけを教えて下さい。

黒柳 「人との繋がり」を大切にと経営を続けてきた中で、あの震災の様子を見た時に「何かしたい!」とすぐに思いました。数人の仲間とすぐに連絡して、トラックを用意して免許まで取って被災地に炊き出しに向かいました。実はこの時、経営しているお店で食中毒騒ぎがあり、店舗縮小したり資金繰りが厳しいという絶望のどん底にいたんですが、「最近のお前はお金のことばっかり言っている」と言われてハッとしたんです。「苦しい時ほど、苦しい人に関わりなさい」と教えてもらっていたこともあり、お金はないけど支援に行きたいと。思いがあればなんとかなるものですね、支援に行くことができました。

源馬 そんな大変な時期だったんですね。気持ちや状況に変化はありましたか?

黒柳 何回目かの炊き出しに向かう時に、親御さんが手を焼いているという小学校6年生を連れて行き、現場でボランティアに参加することで見事に成長したこともいい思い出です。今ではその子が高校2年生になって、うちのお店でバイトしています。

源馬 いいお話ですね!未来授業で子供たちに夢を持ってもらうという取り組みにも繋がりますね。

今やりたいのはキッザニア

源馬 話は尽きませんが、これからのことについて聞かせてください。未来授業はどんどん拡大していくんですよね?

黒柳 おかげさまで未来授業は大分認知度も上がり、学校側から「ぜひうちの学校でやってください」とご依頼をいただくことも増えてきました。現場の仕切りなども6人いるメンバーがほぼやってくれます。私は先ほどお話した就活居酒屋や、引きこもりの子供の支援、あとは将来的には浜松にキッザニアを作りたいと思っています。

源馬 おお!いいですね!それは!ぜひお手伝いさせてください!

黒柳 やはり子供が未来に希望を持てることが大切だと思うんです。子供に浜松で夢を持ってもらう、大人ってすごいなって思ってもらう、そしてそのために大人も変わっていく。できれば行政がなかなかしがらみで手がとどかないところに手を差し伸べていきたいですね。

源馬 行政はどうしても中立性などに配慮して特定の分野に思い切った取り組みをしにくいですからね。政治もそこに風穴を開けていかなくてはいけないと思っています。ぜひ一緒に頑張りましょう!私もまた未来授業に参加させていただきます!

黒柳 あ、早速今度また予定されているのでお願いします(笑)。

源馬 もちろん!今日は本当にありがとうございました。

黒柳 こちらこそありがとうございました。
 

結局は「人」

旧知の仲の黒柳代表と2時間近くお話させていただきましたが、初めて聞く話も多くとても刺激的でしたし、なんといってもそのバイタリティと地域のためにできることがしたいという溢れる思いが印象的でした。

会話の中で何度となく出てくる「結局は人なんですよね」という彼の言葉こそが、彼の思いと行動を支えているのだなと強く感じました。

 

今後の黒柳代表のますますの活躍に目が離せません!お店の方もぜひよろしくお願いします!

 

ちなみに、このポーズは黒柳代表考案の「Y」のポーズ。「Thank You」の「Y」であり、「あなた」の「Y」。

写真を見た黒柳さんから、源馬さんのはYではなくLだからダメ、とダメ出しをいただきました。


☆お店紹介 
■ 昭和食堂 有楽街
http://tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22001574/ 
 
■ つけ麺 フジヤマ55
http://tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22022741/
 
☆また、「未来授業」に関心のある方もぜひ黒柳代表にご連絡ください。
TEL:053−451−3701(株式会社ありがとう内)
「未来授業」とは:中学生、高校生、大学生たちと地域の大人(社会人)が関わりあいながら未来のこと、将来のことを考えていく授業です。地域の大人が積極的に生徒、学生と接点を持つことで、学校と地域が協力して未来の大人を育てていく環境を作ります。

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