政府が28日に日韓外相会談を行い、いわゆる従軍慰安婦問題について"最終決着”を図るための合意文書を提案するとのニュースがありました。
これはハッキリ言ってイヤな予感。
日本がこれまで繰り返してきた悪しきやり方です。
我が国の主張を曲げ、「これでチャラにしてください」というやり方では必ずまた禍根を残します。
これで絶対に最後だ、などととうして信じられるのでしょうか。過去にもこれで蒸し返さないとして基金まで作って実質的に賠償し終わりにしようとしたのに、今のこの状況です。
政府としてはもう慰安婦問題についてなにも言っていません、あちらこちらにある慰安婦像は政府の意図とは無関係に勝手に作られたんです、とかなんとか言ってこれからも状況は変わるとは到底思えません。
この種の問題の解決は簡単ではありませんが、大切なことは自らの主張は曲げないことです。「これで解決しました」「第三者のアメリカにも認めてもらいました」といっても絶対に問題は解決しません。とことん国際社会に向かっても韓国民に対しても、そして当然の事ながら日本国民に対しても、きちんと主張し続けるしかありません。
でも、「日韓慰安婦問題最終決着」などと報道されれば、一時的短期的にはよくやったということになりかねません。長期的な国益を損することながら、短期的に支持率を上げるかもしれないこの過去の失敗外交をまた繰り返すのかと思うと、心配で仕方がありません。
自民党内はもちろん保守を自認する国会議員の皆さんがしっかり反対してくれることを祈るしかありません。
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