あっという間に現実味を帯び、21日には解散、そのまま12月2日に総選挙が公示され、自公圧勝のうちに選挙が終わりました。
前回の選挙もそうでしたが、今回の選挙も本当に突然の解散で、我々野党は準備が整わないままの選挙となりました。
結果的に私は小選挙区、比例区ともに次点で落選でした。
投開票日にもマスコミのみなさんが逐一出口調査の結果を教えてくれます。
裏話をすれば、投開票日午後5時位までは、惜敗率が東海地域で2位か3位という情報でした。つまり、東海地域で維新の党が議席を2議席か3議席確保し、そのままの惜敗率を保てば比例復活が十分ありえる、という情勢でした。
しかし、結果的には私の惜敗率は63.764%。
比例復活された三重県の候補は64.04%、その差わずかに0.28%。
票差にしてあと270票あればという残念な結果でした。
しかしながら、敗戦は敗戦です。
勝負は偶然勝つことはあるが、偶然負けることはない、という言葉もあります。
敗因をしっかり分析して、自ら研鑽を積んで次に生かしていかなくてはいけないと思いますが、やはりひとつは知名度をいかに上げていくかが課題だと感じています。
私の相手は親子2代続く地元の有名代議士であり、大臣も経験され当選8回、自民党の総務会長も務められた重鎮です。
知名度は抜群。
よく言われることですが、選挙で相手候補の名前しか書いたことがない、という人が静岡8区にどれだけ多いことか。
選挙期間中、たくさんの方から言われました。
「あなたの言うことにとても共感する、聞けばわかってくれる人が多いだろうからぜひ演説を多くの人に聞いてもらうべきだ」と。
私はできれば有権者すべてのみなさんにどういう国づくりをしたいか、を訴えたいし、私の話だけでなく対立候補の話も聞いて頂いて選んでいただきたいと思っています。
そのため、週末に始発から終電まで浜松駅で街頭演説をし続けたり、ネットを活用したり、JCが主催してくれた「候補者合同立会演説会(いわゆる公開討論会です)」の広報に力を入れたり、企業の朝礼などに積極的に参加させていただいたりと工夫をしたつもりでしたが、有権者のどれだけに届いたかといえば、ごくごく僅かであったと言わざるを得ません。
そうなれば、知名度の高い候補が有利になるのは当然です。
中でも悔しかったのは、候補者合同立会演説会という貴重な機会を設定していただいたにもかかわらず、来てくださったのがわずか5,60名だったこと。
その内の大半がJC関係者や、私を支援してくださっている方たちばかりでした。
本来だったら、私のことも、相手候補のことも知らない有権者に来て頂いて、候補者を徹底的に品定めしていただきたかったです。
アメリカの大統領選挙はテレビで討論をします。
シナリオにない厳しい質問があったり、真剣勝負の討論を何十万人の有権者が見ているわけですから、候補者にとっては相当タフなことですが、これこそが有権者から見て選択する基準が一番わかり易いことは疑いのないことです。
次回に向けて、私の一番の課題は、どれだけ多くの方に私の話を直接聞いていただけるか。これにつきます。
すべての政治活動はそのために。
座談会やチラシ、ネットの活用、動画の活用、アイディアがあればどんどん教えて下さい!
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