自民党一強多弱。
ここ2ヶ月余り、安倍政権の奢りや緩みが顕在化して、森友学園問題や加計学園問題への強引で国民を馬鹿にしたような対応、特定秘密保護法案、安保関連法、共謀罪など、国民の理解がまだまだ進まない間での度重なる強行採決と禁じ手を使った国会運営。
国民の多くが、今の政権の対応には何かおかしいぞと感じ始めています。
しかし、残念ながら、他に選択肢がないよね、というのが多くの声ではないかと思います。
こういう時にこそ、野党が選択肢にならなくてはいけないのに、そうした声があがらない。
これはひとえに、野党がだらしないからに他なりません。野党がもっとしっかりして、国民の皆さんから、権力が腐敗したりおかしくなってきたときの選択肢として選んでもらえるようにならなくてはいけません。
これこそが、今の民進党に一番求められていることであるはずです。
しかし、これは正直、並大抵なことではありません。
民進党は「提案型野党」を掲げ、実際に先の通常国会でも、66本の成立した法案のうち、52本(79%)に賛成し、反対した14本の法案のうち8本は対案や修正案を出しましたが、国民の皆さんにはそうしたイメージもなく、「野党は反対ばかり」「反対するなら対案を出せ」と批判されています。
いくら「いや、私たちは提案しているんです!」と言ってもダメ。響かず、理解していただけないのは、これは期待感を持ってもらえていないからに他なりません。
口で「練習を頑張ってるから試合に出して!」といくら言っても監督は認めてくれません。黙々と力をつけ結果を出せば自ずと認めてもらえるようになるはずです。我々はそれを目指していかなくてはいけない。
国民の皆さんに信頼してもらえる選択肢を作る。
「これをすればいい」というショートカットはありません。
国民の皆さんの声をよく聞き、仲間を集め、私心を捨てて考え、保身を捨てて行動し、立場に寄らずに発言し、怯まずブレずに、実現するまで言い続け行動し続けることしかないのだと思います。
私は自ら率先して行動し、必ず国民の皆さんから信頼してもらえる選択肢を、自らが作っていくことをお約束します。
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