セコさ爆発、日本中を敵に回した感のある舛添前東京都知事がついに辞職をしました。
最初は公私混同したお金の使い方、呆れた開き直りと上から目線に私も腹立たしく思っていましたが、「柔道をやっていたから肩まわりが固く中国服を着て書道をやらないと・・・」なんて話が出始めた頃からなんだか怒りもなくなってしまいました。ただただ早く辞めた方がいい、と。
ここで今更舛添さんの問題を繰り返すつもりはありませんが、やはり舛添さんの最大の問題は自分の非を認めずごまかしきろうとしたことにありました。
散々指摘されているように、一つ一つの行為自体が法に触れるかどうかといえば触れないわけで、「違法ではない」などと「厳しい目の第三者」に言わせたことはそのとおりなのですが、国民が怒っていたことはそこではない、ということに気づいていませんでした。
新たな知事が誰になるのかまだわかりませんが、求めるべきはやはりそうした国民感情を感じられる人であって欲しいです。お金にクリーンとか、実務能力に長けている、とかそれは当たり前であって、国民が何を感じているかわかる人であるべきです。
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そんななか、自民党の小池百合子元環境大臣が名乗りを上げました。
日経新聞:http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS29H5S_Z20C16A6PP8000/
しかし小池氏の出馬を「根回しがない」と自民党内では反発も強いようです。
「小池百合子の乱で自民大混乱」:http://www.j-cast.com/2016/06/29271067.html
相変わらずここでも根回しとか言って、党内にしか目が向いていないようでは誰が候補になっても結果は同じ気がしますが、ご自身にやる気があるなら私はどんどん立候補すべきだと思います。少なくとも何度も固辞しているにもかかわらず息子さんの知名度にすがって(実務能力はもちろんあるのでしょうが、それは候補者には当然の資質です)櫻井元次官に拘るよりは健全なのではないかと。
さて、今度は我々野党が候補者を絞っていくことになります。
いわゆる後出しジャンケンが有利と言われる都知事選挙ですが、そんなことよりもやはり先にも述べたように、国民の感情を見誤らないまともな政治家に都制を運営してもらいたいと思いますが、これは決して国民感情に迎合しろというわけではありません。国民感情は理解しながらも、それでも正しい道を提示し、それが時に有権者の感情と違っても断固としてやるべきことをやっていく、そういう政治家でなくては大東京のリーダーは務まらないと思います。
参議院選挙後に行われる東京都知事選挙にも注目です。
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