げんまけんたろうの視点「一隅を照らす」

2017年05月号 vol.25

知事与党は知事に従うだけではダメ

2017年05月31日 20:46 by gemmakentaro

小池東京都知事が、いよいよ都民ファーストの会の代表に就任するとのニュースが入りました。

7月に行われる都議会議員選挙に向けた動きで、もとより織り込み済みのことでした。


その少し前、都民ファーストの会が公約を発表しましたが、都政の大きな課題の一つである築地市場の豊洲移転の可否について、盛り込まない方針ということが報道されました。

なんでも、知事の方針がまだ定まっていないから、とのこと。

これには驚きました。

 


都民ファーストの会は知事与党を自認していて、知事を支える会派として活動しています。

これはどこの地方議会でも見られるあり方で、知事与党を自認する会派はだいたいどこの議会にも存在します。


しかし、議会の議員であっても、政策の方向性は持っているべきで、「すべて知事と一緒」「知事の方針が決まったらそれに合わせる」では議会の意味がありません。

ときには政策が違うこともあるけれど、そのときにはおおいに議論をして良い方向にもっていく、というのが二元代表制のあり方です。

さらに踏み込んで言えば、知事を議会運営で支える裏側で、自らの会派の政策も時に実現してもらう、というくらいの政治力を背景にしていくことが知事与党会派のあり方といえるかもしれません。


知事の言っていることにすべて賛成する、知事がまだ決めていないことは自分たちも決められないというのでは、議員なんて言うことさえ聞けば誰でもいいということになってしまいます。


静岡県も県知事選挙が近づいてきています。

地方はトップと議員をそれぞれ有権者が直接選ぶ二元代表制です(本当は国もそうあるべきだと私は考えています)。静岡県のリーダーは誰がふさわしいのか、せっかくの4年に一度の投票の機会なので、ぜひ真剣に選んでいただければと思います。


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