私が政治の世界を志した原点は、国のあり方やこの素晴らしい国を次の世代によりよくして引継ぎたいという思いですが、具体的に成し遂げたいことや取り組みたい政策課題は多岐に渡ります。
その中の一つに、保守の二大政党制の実現があります。
これまで日本の政治は自民党が長く政権を運営し、それに反対するその他野党という構図が長く続き、大くくりに「保守」対「革新」と与野党が区分されていました。
しかし、保革の対立では、政権にケチをつけることはできても政権交代して政権運営していくことはできません。
自社さ政権の村山総理もそうでしたが、野党時代に訴えていることでは現実の政権運営はできないのです。
仮に保革の括りで政権交代が起きたりしたら、特に外交政策はめちゃくちゃになってしまいます。
政権が変わるたびにガラリと国のあり方が変わるようでは、他国からも信頼されませんし、国民も怖くて政権を任せようとは思えないのです。
ですから、国家が本来果たすべき役割のなかで、外交や安全保障についてはどちらの政党が政権を担っても大丈夫、その上で例えば規制を強化して業界を守るのか、規制を撤廃して自由な経済活動を促進するのか、とか、例えば高負担高福祉か低負担低福祉か、という議論のなかで国民から政権を選択してもらう、という姿が望まれています。
これは私たちの師匠である松下幸之助さんが30年も前から訴えていたことです。
それが未だに実現できないでいます。
将来的にはこの保守二大政党作りに力を尽くしていきたいと思います。
民主党の松本剛明元外務大臣が「道が違う」と離党したとの<A Href="http://www.sankei.com/politics/news/151027/plt1510270061-n1.html" Target="_blank">ニュースがありました</A>。
保守派とされる松本元外務大臣は、とりわけ外交の政策に思いが強くおありだったに違いありません。
しかし、保守派であっても自民党以外にいる意義ということを考えられていたのだと思いますが、その道は険しいと判断されたのでしょうか。
少しづつでも保守二大政党に向けた動きが加速すればと期待しています。
間違っても共産党と一緒に大同団結、なんていうことがないように。
*今回はあえて二大政党制の是非は論じません。
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