4月は全国各地で一斉に地方議会議員選挙が行われる「統一地方選挙」の月でした。
浜松市でも、浜松市長選挙、静岡県議会議員選挙、そして浜松市議会議員選挙が同時に行われました。
維新の党として、初めて浜松市議会議員選挙に公認候補として山本遼太郎氏を擁立しましたが、ありがたいことに皆様のご支援のお陰で無事に当選を果たすことが出来ました!
山本遼太郎市議会議員の誕生です。
■厳しかった事前予想
当初は地盤なし、看板(組織)なし、カバン(お金)なし、という3バンなしの状態では当選は不可能、しかも維新は組織もないから絶対不利、等とあらゆる方面から言われていました。
中には立候補しないほうがいいのではないか、との声も。
そんななかでどうやって戦うかという戦略を一から立てるところから始まった選挙でしたが、3バンがない上に時間もないという、振り返ってみれば我ながら本当によく戦ったなという選挙でした。
結果は24人中4位という素晴らしい成績で当選することが出来ました。
■勝因は何だったか
選挙後もマスコミを含めて色々な方から勝因は何だったのかと聞かれます。
ハッキリ言って確たる勝因はわかりませんし、一番知りたいのは落選中の私です。
しかし、各地で立候補している仲間や知り合いの選挙にも応援に入ってきた経験から、当落を分けるものがいくつかあることは肌感覚で感じています。
- まずひとつは、大義があるかどうか。
その候補者が何をしたいのか、それは何のためなのか。
議員になって偉くなりたい(本当は偉くもなんともないんですが)、見返してやりたい、という私欲や私念がないかどうか。
「地域のために」「子供たちのために」「未来のために」というフレーズはあっても、「あれを作りたい」「これを直したい」という"政策"があっても、「それはなぜか」という根っこがない場合はそのフレーズも"政策"も有権者の心には響かない気がします。
これがあるかないかで演説の迫力も違います。
皆さんも是非今度聞き比べてみてください。
- 次に選対の雰囲気
選挙事務所に行くと、熱気というか活気というか、空気が伝わります。
入った瞬間に、「あ、これは厳しいな」と感じてしまう空気の選挙は、大抵負けてしまいます。
いつのどこの誰の選挙かはさし控えますが、一騎打ちの選挙カーを続けて2台見かけたことがありましたが、空気の明暗は結果の明暗と全く同じでした(下馬評では逆の予想でした)。
- そしてなんといっても候補者
「大義があるかどうか」とも密接に関わりますが、候補者が大義に対して思いを強く持っている場合と、当選したいという思いだけを持っている場合では、熱の伝わり方が違います。
本人の明るさや若さなどへの期待感もあるでしょう。候補者の総合力で結果が決まるわけでは残念ながらありませんが、大きな要素であることは間違いありません。
私は「選挙に出たい」といってきた若い同志に必ず求めることがあります。
その中身は「ココだけ話」に書きましたが、そのファーストステップがなかなか自力でできない人がほとんどです。
山本市議も最初はそれが全く出来ませんでしたが、厳しく指導し最終的には自力でやりぬきました。
これも実は非常に大きかったと思います。
■結局は
結局はやはり勝因はわからないわけですが、組織があるかどうか、お金があるかどうか、という一昔前の選挙の王道は少しずつ変わってきていることは確かです。
選挙カーで名前を連呼し、街頭演説をやり、チラシを配り、自治会をまとめ、業界団体に丸抱えしてもらう、という選挙スタイルも含めて見なおしていく時期なのかもしれません。
私と山本市議との合言葉は「二人で切り開いていこう!」です。
これからも日本のため、浜松のために必要なことを熱を込めてしっかりと訴え続け、選挙のやり方も含めて凝り固まった今までの政治の壁に穴を開けていこうと思っています。
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