げんまけんたろうの視点「一隅を照らす」

2015年02月号 vol.2

国会議員だけがもらう非課税で何に使っても良い謎の月100万円

2015年02月25日 14:30 by gemmakentaro

国会議員はいくらもらっているのか

国会議員はもちろん毎月歳費(いわゆる給料)をもらいます。
月額129万4千円。賞与もあります。こちらは年額635万円。

国家経営をする国会議員が受け取る額としての多寡はひとまず論じませんが、その歳費に対する考え方は問われなくてはいけません。

先の選挙戦でも訴えてきましたが、2014年4月に消費税が増税され、そのたった1ヶ月後に国会議員の歳費が2割もアップしました。
これは、東日本大震災が起こった際、復興に優先的に費用を回さなくてはいけないと、2年という期限付きで国会議員の歳費が2割カットされていたものが満額支給に戻るというものです。
もう期限が切れたんだし、復興支援特別税も廃止されたんだから満額に戻してもいいじゃないか、という議論もありますが、しかし個人の所得税や市県民税にはまだ特別税がかかっている中、平気な顔をして自分たちの給料だけ戻してしまうという、こういう姿勢が国民から「政治家なんてどうしようもない」と諦められてしまう原因の一つであると思います。
 

歳費以外にも収入が

この年額2000万円を超える歳費の他にも身入りがあります。
まず一つは政党交付金。国民一人あたり250円の税金を、各政党に配分するものですが、政党の各地域の支部つまり国会議員の団体に活動費として支給されることが一般的です(政党によって額などは違いますが、年間およそ1000万円)。

そしてもう一つは文書通信交通滞在費というもので、これが月額100万円。しかもこの文通費は、使途の制限もないし、何に使ったかの報告の義務もなく、さらには課税もされないお金なんです。
 今時税金もかからず報告義務もなく好き勝手に使っていい100万円を毎月、しかも税金からもらってるのなんて、国会議員以外はいないはずです。

我々維新の党は、こうした一般常識から逸脱したことを正していくことが身を切る改革の第一歩であると、国会議員の歳費2割カットの継続を求める法案と、文通費100万円の使途を国民に明らかにする法案を提出しましたが、いずれも他党の反対で却下。
いかに自分のポッケを大事にしているかがよくわかります。

そのため、この文通費については、できることはどんどんやっていくということで維新の党だけ独自にHP上に情報公開をすることにしました(https://ishinnotoh.jp/activity/bunsho/2014/)。
本来当たり前のことなんですけどね。

これに続いて、地方議会においてもかの有名な政務活動費の使途も我が党は独自に公開する、既得権との癒着に繋がる企業献金を禁止にする、など、我々だけでできることはどんどん進めていく方針です。

こうした政治家の身を切る改革などを主張すると、「そんなことは瑣末のことで、どうでもいいからもっと大局を議論をしてもらうべき」「むしろもっと多額の歳費にしてもいいからまともに働いて欲しい」という議論も耳にしますが、額を減らせと言っているわけでも、そしてどうでもいいことでもありません。
自分たちの恩恵だけは必死に守って、その痛みは国民に負わせるという思考回路の政治家に、国家の経営などできるはずはないのですから。
それくらいの覚悟を示すことが必要だと思うのです。

政治にお金がかかるのは事実です。
私も今、政治活動のためにどうお金を工面するかで苦労しています。
そうした現実も知ってもらうためにも少なくとも使途を明らかにすることくらいはしていかなくてはいけないのではないでしょうか。

ちなみに、私の政治活動資金については、こちら(http://bit.ly/1Ggdbkl)をご参照ください。
 
 

関連記事

政党ではなく、政治家を選ぶ政治に。

2017年06月号 vol.26

国民に選択肢を!

2017年06月号 vol.26

森友学園問題のあらまし。なにが問題なのか

2017年02月号 vol.23

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

2017年06月号 vol.26

カバータイトルの「私がやります!」は私の新たなキャッチコピーです。 実は、...

2017年05月号 vol.25

強行採決で衆議院を通過した「組織犯罪処罰法改正案」。 加計学園問題に新たな...

2017年03月号 vol.24

全国ほぼどこの地域でもビールの売上は7月8月が多いのに、浜松だけは4月が最...