10月27日に、今上天皇の叔父にあたり、昭和天皇の弟にあたられる三笠宮崇仁親王殿下が薨去されたというニュースが流れました。
大正4年生まれの100歳でいらっしゃいました。
(写真はWilipediaから)
恥ずかしながらご生前のことについてあまりよく知らなかったため、薨去されてからいろいろと調べてみましたが、いろいろな側面をお持ちの殿下であったことが偲ばれます。
貴族院議員を務められていたこと、ヘブライ語がご堪能であったこと、お子様が千家にお嫁ぎになったこと、など知らないことばかりでした。
なかでも、紀元節の復活が議論された際、ご皇族でありながら考古学者・歴史学者として、神武天皇の即位は神話であり史実ではないとして強く批判し、積極的に復活反対の論陣を張られていたという記事を読み、驚きました。
戦中も戦後も一貫して皇族として特別扱いされることに異を唱えていらっしゃったという殿下の一面も薨去されて初めて知りました。
昭和がだんだんと終わっていくなという感じを受けました。
心からご冥福をお祈りいたします。
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