今年はオリンピックイヤーです。
リオオリンピックの次は東京オリンピックが控え、東京では外国人観光客の増加を見込み、ホテル建設が進められています。そう、オリンピックはまさしくインバウンドの観光客を増やし、その地域が活性化する大きなチャンスになるのです。
これまでも日本は東京という巨大エンジンに牽引されてきました。オリンピックも2度目で、日本ではもちろん唯一の招致都市です。これからオリンピックに向けて、この巨大エンジンはさらにその出力を大きくし、豊かさを増していくと思われます。
これは東京にとってはもちろん喜ばしいことです。
しかし日本全体にとっては、このまま東京だけが豊かになっていくことが果たして望ましいことなのでしょうか。
オリンピック前の現在でさえ、東京には全国のGDPの2割が集中しています。株式売上高の9割、本社機能や本店の5割、銀行貸し出し残高の4割、商業販売高の3割、大学生の4割が東京に集中しています。
人口も1割以上が東京に集中していますが、これをもう少し広域圏でみてみると20年後には東京圏に5割が集中すると予測されています。
これで本当に20年後30年後に日本がやっていけるのか、というのが私の大きな問題意識の一つです。
これを解決していくためには、道州制を導入し、エンジンを日本全国に増やしていくしかありません。
東京ほどの巨大エンジンではなくても、たくさんのエンジンで日本を牽引することがこれからの日本の豊かさを作り上げていくことになります。
そういう日本の新しいカタチを描いていきたいと思っています。
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