げんまけんたろうの視点「一隅を照らす」

2015年11月号 vol.10

予備自衛官補訓練に行ってきました(後編)。デモよりはるかに国を守れる予備自衛官

2015年11月24日 12:51 by gemmakentaro

予備自衛官になるために

さて、予備自衛官について。  

前編でお伝えしたとおり、予備自衛官補に合格すると、2年以内に所定の日数の教育訓練を受けることが義務付けられます。

これを修了すると、「補」がとれて予備自衛官となるわけです。

後編はこの教育訓練の内容についてお伝えしたいと思います。  

 

 

 

主な教育訓練内容はこんな感じ

一般枠の予備自衛官補は、3年以内に50日間の教育訓練を受けます。

技能枠は、2年以内に10日間。

私は技能枠でしたので、技能の教育訓練についてお伝えします。

 

単純に、一般枠の方に比べて5分の1の時間ですから、同じレベルを目指すとなると大変です。

すべてが時間短縮、休憩時間もほぼなし、朝も夜も気象から消灯まではほぼすべて訓練、と言っても過言ではありませんでした。  

毎日6時に起床、すぐに屋上に集合して点呼、朝礼の後そのまま行進して朝食、すぐさま部屋に戻り自衛隊式のベッドメイキング(きっちりシーツや毛布の折り目も揃えないとやり直しです)、すぐさま訓練が始まり・・・

常に時間に追われている感がありました。  

 

訓練の具体的な内容は記せる範囲で書きますと、一般的な国防について、整列や行軍、敬礼の仕方(何種類もあります)、体力測定や各技能ごとの講義、銃の分解や射撃訓練、ガスマスクの取り扱いなどなど・・・

その他、異常なほど綺麗にするベッドメイキングや清掃の方法なども学びます。指導教官の厳しいチェックが入り、ほぼ毎回やり直し。  

 

私はまだ参加していない後半5日間の訓練期間には、我々英語の技能班は米軍基地にもいくようです。

繰り返しますが、一般枠の方の5分の1の時間で習得しなくてはいけないので、教えてもらえる時間も、反復練習する時間もすべて短く、圧倒的に体と頭を酷使する期間でした。   

 

予備自衛官になるということ

予備自衛官補になり教育訓練を受けてきた中で、感じたことは多くありました。

自衛官の皆様がどういった訓練を受け、その時には意味のあるのかと思うほど厳しい訓練方法がなぜ役に立っているのか、自衛官の皆様の思いや人柄そして苦悩なども。

 

そして、いざ有事の際に自分はどういう立場でどう国の役に立っていけるかにも、思いを深めることができました。  

安保法制の議論の中、「戦争反対」とシュプレヒコールをあげていたデモ隊やそれに便乗しようとした一部国会議員たちには、ぜひ毎日国防のために厳しい訓練を受け毎朝毎晩国旗に向かって直立不動で敬礼する自衛官の皆様の姿を知ってもらいたい。

彼らも一様に、「戦争反対」なんです。

しかし、「反対」と叫ぶだけでは戦争は防げないと、理解していて、万が一の際は自分が盾になってでも守るという心意気でいます。  

 

「安保法制が通過したせいで戦争に行くかもしれなくなったじゃないか!」 などと思っている人は一人もいませんでした。  

戦争しなくてもいいように現実的に法整備をしていくのが政治家の仕事であるということを、現場の皆様の一端に加えていただき改めて実感しました。  

 

しかし一点、気になったこともありました。

それは最近の自衛官志望の若者の多くが「災害派遣の際の自衛官の姿に感動して」として応募してくることが増えたということを聞きました。

確かに私も災害派遣された際の自衛隊の姿に感動しましたが、あまりに感動的で本来任務が災害派遣だと勘違いしてしまう傾向は少し自衛隊の広報戦略のミスでもあるかなと感じました。 マスコミの影響も大きいですけれど。  

 

皆さんもぜひ、予備自衛官に関心を持っていただけたらと思います。    

 

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